Railsの基本(プログラミング以前の話)

Railsを知らない人、さらにWebアプリケーションプログラミングについて知らない人がRails(の技術的な面)を理解するにはどうしたらいいか。まずはプログラム以前の基本的なところから解説。

RailsはWebアプリを作るフレームワーク

RailsはWebアプリを作るために便利な機能を集めたフレームワーク。Webアプリとはブラウザからアクセスできるアプリケーション。ただの静的で変化のないHTMLとは違って、BBS、Wiki、ブログのような動的なコンテンツがWebアプリケーション。RailsはこのWebアプリを作るためのフレームワーク

Webアプリとセキュリティ

Webアプリとは切り離せないセキュリティの話。Webアプリを不特定多数のユーザーがアクセスできる場所に設置する場合は、セキュリティについて十分に注視しなければならない。ネット上に公開されたWebサービスは常に危険にさらされている。しっかり管理しないと悪意を持ったユーザーに隙を与えてしまうことになりかねない。具体的なセキュリティ対策についてはここではスルー。

が、セキュリティをスルーすれば、とりあえずRailsを動かして試してみるくらいは割りと簡単(多少のRubyの知識は必要)。またローカル環境で動かすのであればセキュリティ問題は気にしなくて良い。

DB

Railsでは、データはDBに記録する。ここでいうデータとは、例えば、BBSだったらスレとかレスにあたるもの。ユーザーが書き込んでサーバーに保存されるデータのこと。これらのデータは通常DBに保存される。DBはRubyとはまた違ったツールなので、本格的にやるならDBの知識が必要。でもちょっと試すくらいなら、DBをほとんど意識せずに、Ruby側から制御するだけで何とかなる。

すぐにWebサーバーを起動することができる

Railsをインストールすれば、すぐに自分のPCにWebサーバーを起動することができる。当然だけど、そのWebサーバーにはブラウザからアクセス可能。もちろん、そこで提供されるコンテンツは自分で作らなければならないけどね。でもRailsにはWebサービスを作るのに必要な機能が一通り用意されている。